Monday, April 30, 2001

だれのため?

犬の飼い方なんて十人十色,そんなもんだと思います.
犬にとって何が幸せかなんて,本当のところわかるはずありませんもんね.
ずっと繋がれっぱなしの犬だって,飼い主にバカ呼ばわりされてる犬だって,
みんな一生懸命生きてるし,飼い主を見る目には星入ってます.
それを不幸だって決めつけたら,犬に対して失礼かもしれません.

「犬のために××してやるべき」 とか 「○○したら犬がかわいそう」 なんてセリフは,どうも白々しく聞こえていけません.
大体,犬を飼い始めたのだって,彼らの望みを聞いたわけでも無いし,そもそも,犬って人間に都合良く作り変えられてきたんだし.
今さら, 犬のため もないでしょう...なんてね.

だから,ちょっとだけ考え方を変えてみる.

犬を理解しようとするのも,犬に時間を取るのも,犬に向き合うのも・・・ それもこれも,みーんな 人間が 幸せになるためなんだって.
例えば,こう開き直ってみれば少しはスッキリするかも.
そう, 「犬が喜んでるのを感じられたら (そう思いこめたら) 楽しいですよ」 って.

子供の頃は,自分が何かをしてるときだけ楽しかったものです.
それが,いつの頃からでしょう,自分より子供や犬が楽しんでいるのを見てるときの方が,楽しいと感じるようになってきたのは.
食うに困ってない者のたわ言?
そうかもしれません.
でも,そう感じるんだからしようがありません.

だから,私は犬と一生懸命遊びます.どこまでも自分のためです.
犬には喜んで欲しいと思います.
それを見て自分が良い気分に浸りたいから.
ときどきは他人にもそう勧めます.
「犬と一生懸命つき合えば,きっと 「得」 をしますよ」 という気持ちを込めて.