この娘の距離はじぇちと対照的である.
バックヤードに出してフリーにすると,30秒に一回駆け戻ってきて泥まみれの手でタッチしないと気がすまない.
部屋の中では,後頭部をぐりぐり押し付けながら人の膝によじ登ってくる(膝上から他の犬を見下ろすのがお気に入りみたい).
ファームのメンバーと初対面したときなんか,いきなり膝の間に割って入ってきて喜ばせてくれた.
カイはためらい無しに人に来る.
嘘のばれた子供のように頭を垂れトボトボ歩くじぇちとは対照的だ.
こちらの目を見据えながら,弾むように最短距離を駆けてくる.
そのまま,群メンバーを押しのけるようにして身体を押しつける.
臆面も無く人に甘える様を見せつけられ,修行の足りない男たちは動揺を隠せない.
年若いぐはまぁ仕方ないとして,年長のサンまでが目をうるうるさせて膝に乗ろうとしてくるのはいかがなものか(悪いけどおまえはダメ.いや,嫌とかそーゆんじゃなくて物理的に無理だから).
そう言えばカイが来た頃から,男2頭の関係がどことなくギスギスしている気がする.
情けない...

No comments:
Post a Comment